天国に涙はいらない  著:佐藤ケイ


さて、あらすじを書いちゃうと読む楽しみが減っちゃうので個人的な見解と曲解を交えて簡単に紹介をしていきたいと思います。

このお話は主人公、賀茂是雄が変態天使アブデルや同級生なのに謎が多い少女佐々木律子とともに霊能関係を解決したりする建前の、確立された「萌え」の属性を巻ごとに堪能するライトノベルです。

この本の楽しみは何かと言えば、何と言っても毎回登場する属性の濃いキャラクターでしょう。妹系の巫女、ドジっ子悪魔、機械系メイドなどなど……。今や多岐に広がっていた萌え文化の伝統(トラディショナル)を非常にベタに書き綴っています。いや、良い意味でね。

シリアス展開は少なめで、ハッピーエンドといえるかどうかは人の感じ方次第でしょうが、読み終わってからずーんと思い気分になるようなことはあまりないと思います。宗教や霊に関する蘊蓄(うんちく)がかなり詳しく書かれているので、「そういうの好き!」って言う人にはかなり楽しめると思います。後書きに詳しく解説が入っていますので、知らなくても読みやすくは出来ていますので安心してください。

個人的にはイラストも結構お気に入りです。というか、律子のポニーテールが好きなだけですけどね。ハイ、ポニテ萌えです。キョンには激しく同意します。昨今のポニーテール減少化社会は心から 嘆かわしく思います。まったく、金や茶色に染めりゃあいいってもんじゃないぞ。日本人は黒髪がいっちゃうんよくにあうんだってぇの!……失礼しました。つい、本音が毀れてしまって。

オススメ度は「麦茶でつくったコーヒー牛乳」クラスです。あくまで個人的な見解に曲解を加えておりますので、もし万が一興味を持った方がいらっしゃったら読んで見てください。

以上、「天国に涙はいらない」の、紹介でした。
    密林です。            こっちでもいいかも?

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